2008年08月

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ふくら雀

カテゴリー:和服のお勉強

『ふくら雀』の帯結びは明治に始まったと言われ、
振袖や訪問着の時に用いられる
若い人向きの帯結びで丸帯や袋帯で結びます。

ふっくらした形が可愛らしく、
背の高い人〜低い人まで
誰にでも似合いやすい結び方。

ふくら雀とは、
「寒中、全身の羽毛をふくらませて暖かい空気を
溜め込み寒さを防いで、丸くなっている雀。」
あるいは「肥えふくれた雀の子」のこと。

「脹雀」がもともとだけれど、
「福良雀」、「福来雀」などの、
縁起の良い字を当てたりして、
「富と繁栄を願う」という意味があり
大変縁起が良いモチーフだそうです。

縁起を重んじて、お祝い事に相応しい帯結びだからか
雅子さま紀子さまが結納のときは、ふくら雀でしたね。

でも、今ではこの結び方を希望する人が少なくなったとか・・・。

私なりに理由を考えてみる。

今の華やかで洋風な振袖には清楚な「ふくら雀」では
ゴージャス感が足りな〜い!
と言うのも、めっちゃめちゃ納得なのですが、もう一方で、
親世代は振袖と言えば「ふくら雀」だったので
みんなと同じに辟易したのか?!

それで、「ふくら雀以外で。」という注文が・・・。

ならば!この縁起の良い「ふくら雀」の挽回を願って
ちょっと人と違えるようアレンジしてみました。
(ほんにちょっとだけのアレンジよ・・・。)

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右羽根に小雀を作って見ました。
親亀の背中にぃ〜小亀を乗せてぇ〜♪ってイメージ?

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タレを交差させて、より雀の「尾っぽらしく」

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これも「尾っぽらしく」のヒダバージョン☆

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イメージを考えずにやってみたら・・・。
きゃい〜ん!雀ちゅーより巨大顔のチワワちゃんやん。
う〜ん世の中いろんな人が居るから
ワンちゃん好きな人に持って来いかも。前向き。

-------------------------------------
☆脱線☆

主人が帰宅後、「ふくら雀」姿のボディーちゃん見て
「綺麗やねぇ〜」と微笑む。
次の言葉が、「餃子くっ付いてるみたいやね!」と・・・。

2008年08月30日 14:45 | コメント (0)

衿や袖口のお手入れ その1

カテゴリー:和服のお勉強

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着物も「汚れたら、丸洗いや洗い張りに頼めばよし!」
とは思うのですが、普段着物をよく着てると
丸洗い代も洗い張り+仕立て代も
積って出費もそれなりに・・・。

日常のちょっこっとした手入れと工夫で
着物のもちはずいぶん違ってきます。

衿、袖口のファンデーションや皮脂などの汚れはベンジンで落とせます。
私の場合はこんな風にしています。


≪用意するもの≫

○ベンジン・・・色々ありますが臭いもマシで安価な
        「リグロイン」が今のお気に入りです☆
        
        ベンジンは薬局で100ccで160円くらいで売ってます。

        ベンジンはスプレー容器に入れ替えます。
        いつの間にか揮発してしまうので上の写真の様に
        ビニール袋に入れて保管してます。
○タオル
○スリ込筆・・・鹿毛や馬毛やいろいろあります。この大きさなら
        一本500円くらいで画材屋で売ってます。
        『馬毛シミ抜き』というしみ抜き専用の筆(ブラシ?)もありますよ☆

○(筆にベンジンを浸す小皿があればなお便利かも。)

≪注意点≫

☆ ベンジンは火気厳禁です。

☆ 大島紬にベンジン等の薬品は禁物です。
  薬品は天然染料と科学反応をおこして
  色落ちの原因となるとのことです。

  または輪ジミになりやすいとの話もあります。

☆ けして筆で擦ったりしないでください。
  シミは染み抜きに出して取れる可能性がありますが、
  繊維が擦れてしまった物はどうにもならないからです。

☆ ドライヤーは 温風はいけません。送風でかけてください。
  熱に縮みやすい生地があるからです。

☆ この方法で何でも綺麗にできるわけではありません。
  ものによっては大失敗もあるかもしれません。
  パールトン加工や金箔・金糸・銀糸が使われている部分など 
  ベンジンが駄目な部分もあるそうです。 
  一張羅や大事な着物は専門店にお任せがオススメです。
  
  先ずは表に出ない部分で試してみましょう。
  ベンジンでの手入れの初めての方は
  ベンジンの染み込む様子や乾き具合、
  汚れを溶かす感じが分かるので
  失敗しても許せるきものから試してみてくださいね。

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タオルの上に汚れた箇所を出して、
汚れめがけてシュッ、シュッとベンジンをたっぷり目に吹きかけます。
スプレーすることで、「ベンジンを含ませた布でたたく」より
ずっと、輪ジミに成りにくくなります。
くっきりした輪ジミを上手くぼかすのは結構「技」が要るのです。
今のところ、この方法が輪ジミ対策に良いかと思ってます。

そして、筆で汚れをタオルに移しやすくする為に
ベンジンに浸した筆をポンポンポンします。

ポンポンした部分を上からタオルでおさえて
汚れを移します。これを繰り返します。

塩瀬の半襟だったら、汚れた部分にスプレーした後
織りの流れに沿ってポンポン優しく筆を進めます。

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バチ衿なら衿の山を平らにして、スプレーしてポンポン。

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袖口も忘れずに
この後、袖口の山も衿と同じように平らにすると
汚れが付いてるのが良くわかりますよ☆ポンポン。

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最後はドライヤーでぼかした側から内に向かって、
送風で乾かして完成です。

毎回、キチンと半襟をかけ替える方もいますが、
これで、半襟も綺麗になっちゃうので
頻繁に半襟もかけ替えなくって済みま〜す☆

おためしあれ〜。

2008年08月26日 16:58

教える練習

カテゴリー:着付け

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久しぶりに仮紐を使わない
名古屋帯の一重太鼓の練習をしました。

安定性があり、型崩れしにくく、
帯によっては普段着から礼装までと幅広く
代表的で基本の帯結び、なのに・・・。

いつもながら思うのだけど、
お太鼓の形を綺麗に結ぶのは
形が単純なだけにとっても難しい。

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それでもって、結び方のニュアンスで
丸みを出して若々しくしたり、
かっちり四角くキチンとした印象だったり、
お太鼓の裾を斜めにして粋に!etc・・・
様々なイメージに結び分け出来るんよ〜☆

と、昨日から泊まりに来てる姪っ子
(怖いもの無しの花の高校三年生♪)と
着つけボディーちゃんを前に熱く語っていたら、
「違いがぜんぜん判らん。どれも一緒に見えるわぁ」
と、けんもほろろなコメント。

でも姪っ子は、私の「着つけを教える」の第一号さんなんで、
忌憚の無いご意見、有難く頂戴いたします。

昨夜は「肌着〜長襦袢の着つけを教える」に付き合ってもらった。
私のつたないレクチャーの後、

姪っ子・・・「私、多分着れると思うわ!」
私・・・「ほんまぁ。嬉しいわぁ、コレで着てみよしぃ!!!」

と長襦袢までの一式を渡す。

姪っ子・・・セッセ、セッセ
私・・・・・
姪っ子・・・セッセ、セッセ
私・・・・・
姪っ子・・・セッセ、セッセ
私・・・・・「ちょ・・・ちょ〜とまったぁ〜」

「誰かに襲われでもしたのかぁ〜〜〜!?」
といった具合の風体に・・・。

私の道のりは険しい。 つづく〜

************

お盆が過ぎ、少し暑さもマシになったかなと思い
秋を感じさせる色の紗の着物を出してみました。
でも、まだまだ暑いですので、
御身体おいといくださいませませ。

2008年08月19日 13:59

男袴

カテゴリー:和服のお勉強

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先日、実家からお爺さんの袴を持って帰ってきました。

ぐわぁ〜〜。ヘンな臭いがする。

それは、さて置き、
先日の着付け教室のレッスンは
『男袴(おとこばかま)』でした。

袴は、「履く」と言わず、「身に付ける」というのだそうです。
なるほど、着付けをしてみると、
腰板(こしいた=背の腰部分にある台形の板)を
ピッタリ背に付けて着付けます。
ふむふむ、「付ける」と言う言葉がピタリときます☆

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そういえば、和裁の時も、

着物の反物が一反、二反と数えるのと違い
袴の反物にかぎり、一平(ひとひら)、二平(ふたひら)と数えます。

ちなみに「○○平」と付くのは袴の生地のことです。
仙台平、博多平、五泉平、山辺里平(さべりひら)・・・等デス☆

ところが袴が仕立てあがったら、
一脚(きゃく)、二脚、または一具(ぐ)、二具と数えます。

誰が考案したんだか・・・
畳み方もうやうやしく凝ってるし、

キモノと違ってなんか特別な感じがしますね。
なぜなんでしょう?

余談ですが、お能や武士道の世界では
「袴は左足から足を入れる」との作法があり、
「右から入れるのは切腹する時」の作法なのだそうです。

2008年08月08日 02:26

下駄の割れの修理

カテゴリー:和服のお勉強

履き慣れていないからなのかなぁ・・・。

下駄の台を割ってしまうことありませんか?

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気がつけば、いたるところが欠けてます。
ひどくなる前に修繕せねば・・・。

先日、梅田の百貨店で
日本全国 匠の技展が催されていて、
お友達とぶらぶら見てたら、
とある茨城の履物屋さんが
私の欠けた下駄に気がついて!!!
タダで桐台と同色のパテを埋めて修理してくれました。
さすが履物屋☆足元見てます。

その様子を見てて「これなら私も出来そう!」

と、パテを探しにホームセンターへ行きました。

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コニシボンドの「ウッドエポキシ」

他のメーカーでも似たようなものが
いろいろありましたよ。

粘土状のエポキシ樹脂と硬化剤の
2剤を練り合わすと硬化する仕組み。

用途は木製の家具、建具、柱などの
割れ、カケ、穴埋め補修との事。

●一度に厚塗りが出来
●補修面が湿っていても使える
●高価後は耐水性、耐候性、耐研磨性に優れる。
●硬化後は切削加工、釘うちが出来る。

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キュッ、キュッ・・・。
付属のヘラでカケたところを埋めました。

色調が「タモ白」なのを選んでしまったので
乾いてからアクリル絵の具で
ちょっと色付けしなくては。

アクリル絵具は、乾くと完全耐水性になり、
また速乾性の上に耐久度も高く、
剥離やひび割れせず
退色や変色もしにくい強固な絵の具です。

もっと、イイ塗料があるのかも知れませんが、
たまたま家にあるのでこれで色付けしま〜す☆

*********

話は戻りますが、
その時、職人さんは
山葡萄の蔓で編んだ下駄を、
蔓部分を台から外している途中でした。
見ると下駄の歯が擦り切れて
草履みたいに・・・。

『下駄は歯がチビチビに擦り減るまで
履けるもの。』とは聞いていたけど、
実際にこんなに歯の減ったものは
見たことが無かったのでちょっと感動。
いったい、どんな人が履いていたのでしょう?

聞くと、山葡萄の蔓は履けば履くほど
艶が出て、チビても新しい台と取り替えて
何時までも履き続ける事ができるのだそうです。

下駄の歯は歩き方の癖で
減り方が左右違うことが多いので
右左交互に履くのが、長く
上手に履くコツのようです。

心を動かされ、棚に並んだ山葡萄の下駄を
見ると、きゃあ!お値段もステキ。

2008年08月04日 21:06



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