女ものの羽織の愉しみ♪
カテゴリー:和服のお勉強
羽織って、ちょっと羽織るといつもの着物が「帯つき姿」と違った
新たな魅力を引き出せるのが素敵なトコロ☆
羽織についてちょっと書いてみようと思ったけれど結構奥が深い。。。
とりあえずさらっと・・・・。
○袷の羽織の着用時期○
11月~4月頃、主に保温のために袷の着物に羽織ります。
「羽織はもみじが色つき始めた頃にははおり、桜が満開になれば帯付き姿で装う」
などと言われたりします。
○女ものの紋つき羽織○
男性の紋つき羽織は袴を着けて着ることが「正装」とされています。
ところが女ものの場合はそれほど改まったものでなく
女性の正装は「帯つき」と言って羽織を着ないことが原則になっています。
年配の婦人の品位を保つため(=昔はきものを重ねるほど丁寧だったところから。)
目上の人を訪問する場合などの先方に対する敬意のために着用されました。
黒の紋付き羽織は小紋や紬、色無地の着物の上に羽織ると略礼装となりますので
祝儀、不祝儀に使えます。
私が小さい頃は入学式や卒業式、お通夜などでお母さま方が着用されてましたが
今日ではほとんど見かけなくなりました。
○羽織の合わせ方○
普段着・・・・ウールや木綿の着物に
お対の羽織やシルクウール、小紋のモスリン、木綿小紋など。
街 着・・・・ウールやシルクウール、紬類の着物に
小紋の縮緬や紬の羽織大島紬や村山大島などはアンサンブル等。
外出着・・・お召し、小紋、色無地などの着物に
小紋、絞り、色無地、絵羽模様年配向きには黒綸子の一つ紋付きなどの羽織。
※女性の正装は「帯つき」と言って羽織を着ません。
【格の高い順から】
イ、羽二重、縮緬の五つ紋、三つ紋の羽織
ロ、黒または色無地の染紋の羽織
ハ、黒または色無地の縫い紋、絵羽羽織
二、小紋、絞りの羽織
ホ、お召し、紬、綿絣など着物とお対の羽織
へ、ウール、モスリン、別珍、化繊などの茶羽織
羽織の生地はどちらかと言えば着物よりしなやかでとろりとした重みのある生地の方が
羽織った姿が体に沿って美しく優雅にみせるようです。
○羽織の着方○
衿は、衿を立てたままでは無く、 首の後ろ部分だけを半分に外側に折って着用します。
乳に向かって自然に衿巾は広がってる状態です。
○腰かける時の注意○
そっと目立たないように羽織裾をおしりの下に敷きこまないようにします。
なぜならお尻に引っ張られて羽織の「乳」が痛むのと衿が引っ張られて沿わなくなるからです。
その際、男子のように羽織の裾をぱっと跳ねよけて座るのは慎みましょう☆
2010年02月09日 12:15


コメント
羽織を着ている時の腰掛け方、
男性なら噺家さん、女性ならテレビのドラマやお芝居が良い見本になりますね。
お尻に敷いてからあわてて座りなおすのはカッコ悪いと思いながら、何度もやってしまいます。
昔は学校の式で、
後ろを振り返ると母親の絵羽の羽織姿が見えるとうれしかったものです。
Posted by : emy | 2010年02月09日 22:32
長羽織をお尻の下にしかないで座るのは至難の業です(笑)
しかないほうがシワになりそうで~
黒の絵羽織は一度も袖を通したことなく、箪笥のこやしとなってます(かわいそう^^;)
Posted by : こけし | 2010年02月09日 22:40
>emyさん
私も黒絵羽羽織の反物がありましたが着ること無いなぁっと思って道中着に仕立てました。
昔は普段着に紋付き黒羽織羽織れば忙しくっても瞬時に略礼装♪って早変わりできたけど、
今は普段に着物着てる人は少ないから始めっから略礼装や準礼装の着物着ちゃうもんね。
黒羽織の保護者スタイル絶滅なのかな?!
>こけしさん
羽織着てるとほんと和装は和室にかなったきものだなぁって思います。
座敷で座る分には全然問題ないけれど
ちょっと椅子に座る時に長羽織だと裾のしわが気になりますよね☆背の無い低めの椅子だと裾が床に着いてしまったり、腰かけが浅くて避けた裾の上に座ってしまったりも良くないから時と場合では羽織の背にちょっと緩みを待たせてお尻の下に敷きこんじゃって良いかと思いますよ☆
絹ものの羽織の仕立て方で裾に芯を入れる方法があるですが、これは絹の裾が薄いとめくれ、しわが出来やすいのでそれを軽減するために裾に芯を入れるのです。
なので、ぱさぱさと裾が重なってる分にはしわは大丈夫だと思います♪
Posted by : sumomo | 2010年02月10日 09:59