雪花絞りの浴衣
”言うまいと 思えど今日の暑さかな”
昨日お友達からこんな、メールを頂きました☆ほんとにお暑うございます。
少し前に雪花絞りの反物を預かりお仕立てしました。
毎日とても暑いので 「雪花」 という響きだけでも気温が少し和らぐように感じます☆昨年から流行している感のある「雪花絞り(せっかしぼり・雪華絞りとも表記)」は板締め絞(いたじめしぼり)の一種です。
雪の結晶を万華鏡で覗いたような美しい柄 と 色と色の境目が優しく手仕事の暖かさを感じるトコロがとても魅力的だと思います。
今では有松鳴海でこの絞りを作られているのは、伝統工芸氏・鵜飼さんがご家族で経営なさっている張正(はりしょう)さん1軒だけだそうです。
↑藍止加工をした後届いた反物
絞りきもの、技術は大変手間のかかる細かい仕事なのでその大半が韓国、中国で造られるようになってしまいました。これからどうなってしまうのかしら。。。
通常浴衣にはコーマ生地が多い中、珍しく綿×麻の紅梅(こうばい)生地が使われていて、さらっと張りのある清々しい触感の生地でした。着ると風通りよさそうで涼しそうです♪

「とらや一条店」にて♪
結構柄が大きいので柄あわせをどうしようか楽しみながらお仕立てしました。
仕立て上がりをお送りした数日後、京都で合流☆

雪花絞りにレモン色のタイシルクの半幅帯でバッチリ決めてきてくださいました。私も嬉しい気分で一杯♪
2010年07月27日 09:04 | コメント (4)
着物の裾が擦り切れる前に。。。
お直しの中でも目立って多いのは裄直しなどのサイズ直しなのですが
着物や長襦袢の裾が擦り切れて・・・。と言うのも多いお直しのひとつです。
一度擦り切れてしまったら。。。
身丈がもともと長ければ裾だけ折り込んでの作り直しが可能なのですが
身丈ピッタリの着物だったら、内揚げを出して(←内揚げがあったらの場合)
伸ばして裾を作り直すことになり、お直し代も前者よりもかかってしまいます。
着物を良くお召しになるのでしたら事前に『ガロンテープ』で補強しておくのがお勧めです。

こんな風に。。。ほんのすこ~~しガロンテープが着物の裾より出る様に縫い付けます。
これは『裾の痛み予防』だけでなく『汚れ予防』になりますので
裾ばかりでなく袖口にも付けたりします。

汚れたら、テープを取って洗い、また縫い付ける☆半襟と同じ様な考え方ですよね♪
アンティークの着物などに擦り切れたり汚れた裾の修復にガロンテープを使って隠してることもありますが(←もちろん これもアリ☆)本来は痛んだ部分を隠すのが目的ではなく事前の予防です☆
昭和10年くらいまでは、普段の着物によく用いられていたそうですが、普段に着物を着られなくなったのと一緒にガロンテープもあまり用いられなくなった様です。
八掛の色に合わせて付けるとあまり目立たなくてよいですが、
ガロンはスペイン語で「飾りひも」
チロリアンテープなんかでワザと目立つ可愛いのを付けちゃっても・・・♪
ちなみに写真のガロンテープは巾2.5㎝でベンベルグ50%レーヨン50%のもの
手首、足首に触れても肌が赤くならないような柔らか目の素材です。
何処で売ってんの?!ってくらい見かけません~~~。
京都のみすや忠兵衛では今も置いてあるそうです。
色番が分かったら電話で注文も出来るようですよ。
追記☆
わ”””オカダヤはヤフーショッピングの通販で売ってました→ココをクリック
2010年06月22日 09:22 | コメント (8)
切らずに出来る作り帯
和の習い事をされてる方から、お稽古には着物を着るので ぱっ と着替えられる付け帯が便利♪で、手持ちの名古屋帯を付け帯に直して欲しいとご相談がありました。
帯を持ってこられたのを拝見するとほとんど使用感の無い良い帯で、ブチ切って二部式にするのがもったいない~と思いました☆そこで切らずに出来る作り帯を提案させてもらいました。引っ張り紐以外は全部手縫いなのでミシン針ほどの穴は目立たず☆解けばまた名古屋帯として締めることが可能です♪

出来上がりはこんな感じ。
お太鼓の大きさ、たれの長さは形を固定してしまうので作り帯を仕立てる前にお好みを相談しながら決めていきます。多少短い帯でも作り帯なら大丈夫です。
引っ張り紐が付いていて、帯を巻いたり締めるときに便利になってます。
マジックテープで多少の寸法は融通利くようになってます。
お稽古着物をぱっぱっと着れればお稽古時間もいつもよりたっぷり取れるかしら?帯結びが苦手な人もそうでない人も作り帯もあるといざという時便利なものです♪
2010年04月17日 12:45 | コメント (0)
虫食い穴のお直し☆
お祖母さまの何かのお祝に その子供たち皆で出し合って 反物選んでお祖母さまサイズに仕立ててプレゼントされたと言う優しい思い出の詰まる大島紬のお着物。それから随分と時が経ってお祖母さまも他界され、縁あってお孫さんの手元にその大島が届きました。

しばらくそのままだったけど、ある日 畳紙を開けてみると「あ!!!シミや虫食い穴がxxx。」
との顛末で「着物さくさく」へご相談に来られました。

こんな感じで2箇所、上前の脇で結構目立つトコロです。

裏まで通ってしまってます。
他の汚れも気になてったとのことなので丸洗いを。
脇の穴あき部分が脇縫いのすぐ際に有ったことが幸いして少し穴が縫い代にギリギリ入るようにだけ脇を縫込むことにしました☆

裏も表も最初に何処に穴あきが有ったか分からなくお直し出来ました☆
詳しくは後日 キモノニコイシテさんから・・・。
場合によっては簡単にこんな方法も出来るのです☆
2010年02月28日 15:29 | コメント (4)
ウールの着物の身丈・裄出し
最近は背の高く裄の長いすらっとした若い方が多くいらっしゃいます。
私の姪の アクビ娘(只今大学生) もすくすく成長中☆
今までの並幅と言われる反物は約36㎝~38cm。
これでは身長が170㎝以上あるとなかなか好みの裄が出せません。
そんな時はクィーンサイズという長幅の反物(約41cm前後)のものもあります。
が、譲り受けた着物をお直しして着よう!と思うと
昔の着物の反物幅は狭いのがほとんどなのでちょこっと工夫が必要です。
今回はお母様から譲り受けたウールのアンサンブルの身丈出しの相談を受けました。
「せっかく頂いたのだから、着姿を見せてあげたい♪」そんな思いを受けました。
【通常の身丈出】しだと
○ 身揚げを下す
○ おはしよりの裏側になる部分で別布を接ぐ
○ 帯の下になる部分で別布を足す
↑今回のはこれ全部しても着れる身丈に間に合いません・・・。
でも☆アンサンブルなので!!!
羽織の袖を取って身丈に足すことにしました。
丈は短いですが羽織は袖なし羽織としてちょっと寒い時に使えるように☆

身丈の 接ぎ目上 は揚げの位置なので良いとして、
接ぎ目下 は身丈の関係でおはしょりに隠れないので
ちゃんと柄合せをして接ぎ目の分かりにくい様に丁寧に仕立てました☆

色の部分が足し布した箇所です。
身丈以外に 袖接ぎ と 掛け衿下 にも足し布しています☆

☆身丈、裄に合った着物と袖なし羽織に変身☆
着物の裄を長くすると今度は羽織やコートの裄の問題が発生するのですが
それはお出かけ着や晴れ着の場合として今回は置いといて・・・。
カジュアルなウールの着物は普段着にバンバン着て欲しいデス☆
細かいことに拘らずともカワユイポンチョなんか羽織っておしゃれしてみても☆
喜んでくれる人が増えると嬉しいな♪
2010年02月24日 09:05 | コメント (4)
こだわりの下着☆ 裾よけ
去年の夏の終わりぐらいから着物の肌襦袢や半襦袢、裾よけなど着物の下着類
のお仕立ての依頼がポツポツと入ってきています。
着物に着慣れて来ると下着にもこだわりが出てきます。
長く着てると何より着易さ、付け心地を思うからだと思います。
今回のは数年前にお父様の男物の正絹長襦袢を羽織に直したけれど、
あまり羽織る機会がなかったようで裾よけに直したいとのコト。
しっかりした良い長襦袢生地☆
こうやって色んな形に変わって良いもの物を大事に最後まで使われていく姿は
仕立てをしていて尊きコト☆と思います。
正絹の裾よけは次に何に生まれ変わるのかしら?と
次の繰り回しを思いむやみに短く生地をきらない方法を考えながら仕立てます。
正絹の裾よけは肌にしっとりと贅沢な肌触りで気持ちが良さそうです☆
お仕立てだから広すぎず狭すぎずお好みの身幅巾でピッタリ
紐の太さ・長さ・ももちろんお好みで。
紐が長すぎたり短すぎたりはなんとなくスッキリしないもの。
今回は紐を付けない挟み込み式に。
裾よけの臀部には希望で居敷き当ても付けました。
冬は裾よけを2枚重ねて着物を着るそうです♪
裾よけは2~3枚枚あれば事足りるし、そうそう傷むものでも無いので
ちょっとこだわった贅沢なものをこっそり身に付けるのも素敵な楽しみだなぁと思います☆
※羽織のお袖は半襦袢の袖に仕立て直ししました♪
2010年01月21日 17:37 | コメント (5)
アンティーク帯の仕立て直し
アンティーク帯の仕立て直しをしました。
(↑↓仕立て前の帯)預かったのは黒繻子地に素敵な椿の刺繍♪の名古屋仕立ての帯でした。
帯芯がゴロゴロ厚みがあったのと、帯巾が狭ばめで、帯丈が短く、ちょっとホコリっぽいのと
↑縮緬の灰汁色に白の点々の帯裏地が気に入らないとのこと☆フムフム・・・アレコレ相談しながら・・・。
生地の強度が大丈夫だったので全部解いて、洗い張りして綺麗に♪
厚地で重めの帯芯は巾が狭くて使えないので新しく入れ替え。
裏地は椿の花をイメージした緋色の袋帯用の帯裏地を買い足して仕立て直ししました。
帯巾が余りに狭かったので、よ~く見ると前の縫い目が出てしまう所もあるけれど
出来るだけ並みの巾に近くして、タレの「かいきり線」~タレ先までの長さも短かった(↑↓タレ先の蕾が窮屈そうだった~)のを程よい長さに修正☆

すっきり綺麗になって椿の季節に間に合ってめでたしめでたし♪
赤い帯裏がビビット!利いてお洒落な感じになりました。

アンティークな小じわも取れてスッキリ♪帯の角もキッカリと四角に!

椿の開花時期は、種類によってまちまちだけど、
だいたい12月から4月まで長~いので、春先まで長く楽しめそうですね☆
2010年01月06日 19:00 | コメント (2)
コートのお仕立て
以前オーダーメードの日傘を作ってもらったラパンさん(仮称)に依頼して
家にあった黒のカシミヤ&ウールの生地で☆好きな形のコートを仕立てて頂きました。

動きやすいラグラン袖で襟元は冬は寒いので詰め気味に♪お袖も大きな丸みで、ポケットの形も袖に似て大きな丸みがたっぷりしたポッケがかわいい。
スッキリ余計なものが付いていないものを・・・と思って作ったけれどポイントに黒の大きいボタンを付け足そうか思案中デス☆

後姿もスキッとしていて綺麗な形。
ロング丈のが暖かそうだなぁと思ったけれどカシミア100%でないから生地に重みもあるのでハーフ丈にして大正解☆☆☆
裏地は家にあったグレーの裏地を付けてしまいました。おばあちゃんになっても着れそうなコートになってしまいました。それはそれで長く着れて良いんだけれど、面白くありませんねxxx。ラパンさんのアイデアでは「裏地はもっと明るく楽しい柄でも良かったね!」と。ホント表が黒でシンプルなので、それこそ派手なキモノ柄の生地でも良かったな~。2枚目注文する時は裏地も楽しんでみようと思います。
今週からぐっと気温が下がるとの予報ですが、これでこの冬の外出は暖かく過ごせそうです。
※今回のは画像の色が良くなくてゴメンナサイ!黒い生地の写真って結構難しい。真っ黒に写ってて、これでは可愛いポケットも見えないですね・・・。コートは着物さくさくにあるのでお越しの際に興味のある方はお声を掛けてください。
オーダーメードコートのお仕立て。ご興味おありでしたらお気軽にHPの連絡フォームからご連絡くださいませ。
2009年12月14日 14:59 | コメント (2)
着物の丈出し☆足し布をして伸ばす方法
日曜日は朝から結婚式に出席される方の振袖の着付けをしました☆事前に 着物さくさく に着付ける物一式を持ち込んで頂いていて、その時にどんな帯結びにしようか打ち合わせも済ませていたので当日、短い時間で迷うことなくご希望の結び方が出来、とっても喜んでいただけました☆天気も晴れたし素敵な素敵な結婚式になってると良いなぁ♪と思います。
さてさて、それからしばらく後、こけしさんが着物の身丈出し+裏地替えのお仕立て上がりを取りにお越しになりました。
今回の「身丈出し」はおはしょりの内側になる部分一杯に別布を接ぎ足して伸ばしております。好みの腰紐の位置にも寄るのですが、別布がおはしょりの内側からはみ出さないように!出来るだけ一杯にして、足し布の長さが10センチが限度かな。衿は足し布がどこからも見えないように掛衿下になる部分で足しています☆足し布はお任せしていただければこちらで用意させていただく事も出来ますが、お持ち込みだと少しお徳だと思います。足し布の生地選びの際、どんなのが良いか、どれくらいの長さが必要か迷われたら ご相談くださいね。

全部解いて一からの仕立て直しとなりましたので身幅もピッタリ寸法に。
一杯に足し布したので着付けた時の具合が気になってましたので、「一度着てみられますか?」とおすすめしました。するとこけしさんは その場で直ぐに しゅるしゅる・・・ と着物を着替えてくださいました。着物に慣れてる方で無いとなかなかしゅるしゅる・・・とはいかないものです。そして「(この後の予定に)これ着て行て行こうかな♪」と嬉しいご提案を頂けたので、帯結びだけお手伝いさせていただきました☆→【その模様です。】ピッタリと気持ちよくなってました☆
どんな着物でも足し布による身丈出しをおすすめできる訳ではありませんが、大切な人から頂いた着物や思い出の着物が気持ちの良いピッタリ寸法で着れる様になるのは嬉しいことだと思います。お気に入りの一枚、大切な1枚になったら、誰か喜んでくださる方があったら、とっても嬉しく思います☆
2009年12月07日 15:03 | コメント (6)
イタリア製シルクの帯
先日、シルクの洋服生地で作る名古屋帯のお仕立てのご注文を頂きました☆
生地を持って打ち合わせに来られ、事前に伺っていた生地を見せて頂くと
表地はEMILIO PUCCIのシルクプリント生地!!!
抽象的とも幾何学的とも・・・独特の「プッチ柄」です。
多色で大胆な柄でありながらエレガンスな印象で
仕立て上がったら名古屋帯は年末お友達とお出かけする時に♪予定しているそうです。
表が華やかな分、裏ではモノトーンな印象のシックでエレガントなプリント生地で腹合わせに☆
気軽なクリスマスパーティ等に素敵な一筋になりそうです☆
どんな着物に合せて楽しまれるのかな?ワクワクするお仕立てです。
2009年10月22日 10:36 | コメント (3)
素敵なお直し☆長襦袢
夏の絽の長襦袢。

数年前にリサイクルで着物を買ったらおまけに付けてくれた長襦袢でした。サイズも小さくて、くしゃくしゃだし、汚れもあったのですが、長袖で、内上げもあって、布巾もギリギリあって。生地自体の強さはまだまだ大丈夫そうだし、なんと言ってもあまりに萩の柄が綺麗だったので『この襦袢なんとかして蘇らせたい~!!!』と自分で洗って、お直しをして今も綺麗に着ています♪

すでにはじめから接いであった箇所もありましたが、なるべく汚れてるところを断って継ぎ接ぎしました。(水色のところ接ぎのラインです。)※見えないですが上前以外に下前でも接ぎしてま~す。

後ろ身頃も接ぎはぎ。

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小紋の長襦袢ですが、縫い目に柄が続いてる絵羽柄に見えるように「継ぎ接ぎ」+「仕立て直し」をしてます。他の箇所も同じでなるべく柄続きになるようにパズル感覚で考えて仕立てます。これが結構、更の反物から柄合わせするより、既に千切れ千切れになってる布だから難しく、頭と時間をかけます。でも、上手くはまると、とっても嬉しく面白い♪
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こんなお直しは反物からのお仕立て代と比べると、うんと高くかかってしまうので、自分で出来ると着物の楽しみが増えるかなって思います☆(仕組みさえ分れば、全部手縫いでなく、分部ミシンでも十分大丈夫です!)
誰からも見られない長襦袢だけれど、自分だけの密かな楽しみ♪
そのうち透け透けの生地で夏着物を仕立てて、押えられない見せたい欲望イヤラシなぁ!って思いつつ(笑)この絵羽風長襦袢を『紗袷』風に透かして着ましょう♪なんて思ってます。
2009年07月10日 09:54 | コメント (4)
マーガレットの作り帯
作り帯のお仕立ての依頼でマーガレットの花柄がラブリーで深いグリーンのフチ取りが可愛さを押えた素敵な帯に上がりました☆

元は生地の良いワンピース☆
今は着ないワンピースだけれど、綺麗なままだし、柄も素敵だし、なんだか捨てられない・・・。
↓
そうだ!帯にしたらどうだろう♪
ちょっと相談なのですが、これで帯をどうかしら?!
名古屋かな。でも、生地が足りなければ作り帯で。
まるままお花の柄よりかフチがあったほうが素敵かな・・・?
-----アレコレ打ち合わせ------
今回のは裏とフチ取りを別布にしたので、
ワンピースのスカート部分だけで十分足りました。
↓
素敵な作り帯に仕立てあがりました☆
2009年06月18日 11:43 | コメント (7)

