「差し込みやすい衿芯」小話
「ふぁんじゅ」を作ろうと思った頃、ふぁんじゅ着用に必要な衿芯をメーカーさんから仕入れようと調べて問い合わせしたら、「個人の方とは取引してません。」と断られ。仕方なくオリジナルの衿芯を作ることになってしまいました。
それからは、「こんなん作りたいのだけど何処にどう頼んだら作れるの?どっか紹介して~~。」と聞けるところで聞きまわって、作ってくれるプレス加工屋さんと出会いました☆
オリジナルのを作るのなら、何か一工夫したものを・・・と市販の衿芯をじっくり研究して、「差し込みやすい衿芯」を考えました。
ところが、プレス加工して作るには金型も必要で、小ロットと言っても、お洋服と違って1回の発注枚数が100枚や200枚ではベラボウに高い衿芯になってしまうことが分かり。(ケタ上げて、そこそこの枚数で発注しても出回ってる量産の衿芯にくらべると、どう頑張っても少し高くなっちゃう。)小さな世界で生きてる夢見るおばちゃんはびっくらぽん。
ふぁんじゅはもともと市販の衿芯を使えるように企画していたし、世の中には沢山の衿芯がすでにあるので、果たして名もなき衿芯を手にしてもらえるのだろうか???微妙な差し込み易さに気づいてもらえるかしら???etc・・・。
オリジナルの衿芯を工場に発注する時、在庫の山に押しつぶされて白目剥いてる自分の姿が頭をよぎって、かき消しながら電話したのが、ついこないだの様に思い出されます(笑)世の中の人たちは皆スゴイ!将来なんて分からないのに何かしら決断して突き進んでるのだもんね。
それが今日、2回目発注の日を迎えるとは・・・。「差し込みやすい衿芯」の母として目頭が熱くなるのでした。
とても控えめな先生が、ここ!っていう時は肝が据わるんですね💮
三千代さんコメントありがとうございます☆
いつもドキドキしてるんですよ~~~(笑)